はざまのコドモ 漫画のネタバレや感想
「知的ボーダー」という言葉をご存知ですか?
「知的ボーダー」とは「知的障害」と「正常知能」のはざまの知能指数をもつ人々のことです。
この「はざま」というのがなんともやっかいで、知的障害ではないから学校や社会から支援必要でも得られない、そして正常知能と違うゆえ周りに理解してもらえないことが多いとか。
ちなみにこの漫画の作者である沖田×華さんの弟さんもこの「知的ボーダー」だそうです。やはり周りからなかなか理解してもらえず小学校から不登校になってしまったそうです。
しかしこの漫画の主役はその弟さんではなく沖田さんのアシスタントをされている君さんとそのお子様「知的ボーダー」のヨシ君の物語です。
今回はその漫画のあらすじと感想を書いてみました。
はざまのコドモ 漫画の無料ネタバレ
今から20年前、君さんは恋愛結婚し、ほどなく妊娠そしてヨシ君というかわいい男の子を出産しました。
出産前に君さんは知人に「もし、子供に障害があったらどうする?」ときかれたことがありました。
そのとき君さんは「自分の子供だもん、障害があっても関係なく愛せる」という絶対の自信をもっていたそうです。
さて生まれたばかりのヨシ君・・・1日中泣いていました。
泣き止むのは授乳のとき位です。
そしてそれは6ヶ月経過しても変わらず・・・泣き喚いた結果1日の授乳回数は12回にもなります。
これは多すぎるのでは?というかヨシ君いつ寝てるの??と君さんは考えていたそうです。
この状態がつづくことで近所からは苦情がきていました。
そのためローンを組んでマンションを購入することに・・・これでヨシ君が泣き止むようになればとも願いましたが、ヨシ君は相変わらずでした。
ヨシ君も君さんもダンナさんも眠れない日々・・・するとある日ダンナさんがヨシ君の口を塞いでいるのを発見しました!慌ててダンナさんを止める君さん。
君さんは病気を疑い病院に行きますが、医師からは親の育て方を疑われます。
しかしその後別の病院で睡眠障害の可能性をいわれます。
その診断のためには睡眠時間の記録が必要なので、通っている保育園に協力を求めますが「お母さんが家で見守ったほうが良いのではないですか?」といわれてしまいます。
その後4歳になって睡眠障害の診断はおりましたが治療しても改善の余地はありませんでした。
そのままヨシ君は小学生にあがろうとしていました・・・
はざまのコドモ 結末と感想
もし我が子がヨシ君みたいな状態だったら・・・
もし私が君さんの立場だったらヨシ君と一緒に毎日泣いてしまいそうです。
だって泣き続ける原因、寝ない原因がわかんないんだもの!
人間ってわからないってことが一番不安ですよね。
ましてや我が子のこと、初めてのお子様だからなおさら不安は大きいはずです。
さて原因がわからないまま小学生になるヨシ君、さらにいろいろな問題が発生します。
それでも両親の愛情をたっぷり注がれて成長するヨシ君。
今では立派な社会人です♩