漫画「失恋未遂」1巻~5巻まで一気にネタバレ!漫画のあらすじ

失恋未遂のあらすじのあらすじです。
ネタバレもあるので注意!

失恋未遂-概要

「最低な男!」転職先の上司の印象は最悪だった、でも――…。ショートヘアーのわたし(菜乃花)にむかって初対面で「サル」とつぶやいた羽島課長。仕事はできるけど…私は知っているサイテーな男だと。だって私は…。学生時代、イタイ失恋をした菜乃花は強い女をめざしている。しかし羽島が彼女の心をかき乱す「ねえ、忘れてない?俺のベッドの下に――」。果たして羽島の真意は?不器用な男女が綴るピュアな恋と歪んだ愛の物語。

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「失恋未遂」1巻のあらすじとネタバレ

好き
好き
大好き。

でもそれは私だけだった。
バイバイ、バカな私。

10年後、三浦菜乃花は中途採用で瀬戸原商事に入社。

ショートヘアの菜乃花に向かって初対面で「サル」だと笑う羽島課長。

確かに短いけど「サル」って普通人の顔見て笑って言う?最低!

仕事はできる羽島ですが、菜乃花は「最低」なやつだと知っていました。

羽島はまだ気づいていませんが、菜乃花の高校の時の初カレだからです。

ある日、風邪で朦朧としている羽島は菜乃花に言います。

「カナ生徒手帳忘れてない?俺のベッドの下に。」

羽島は履歴書を見て菜乃花だと気づいたのです。

「誰の事ですか?」としらばっくれる菜乃花。

「だいぶ前の元カノなんだよ。でもってやり逃げ女。」

高校生の時、菜乃花は朝の通学電車でたまに見かける男子学生に恋をしていました。

好きになって3ヶ月、菜乃花は次電車で一緒になった時に告白をすると決意。

「友達になってください」と言うつもりが「私と付き合ってください!」と言ってしまいます。

「いいよ付き合っても」と言う羽島の意外な返事に驚きつつも2人は付き合う事になったのです。

しかし羽島が部屋に女の子を入れていたのを目撃した菜乃花はそれっきり連絡を経ちます。

その頃から菜乃花は早く大人になりたいと思っていました。

「誰にも騙されないしっかりした大人に、強い女になりたいって。」

菜乃花は10年間努力をしてきました。

誰より大人になろうとただひたすらに。

なのに羽島と再会したあの日からどうしようもなく揺れ動く自分がいるのです。

ある日、同じ会社の小宮さんに食事に誘われます。

「お願い!南条さんと2人じゃ気まずいから付き合って!!」

食事に付き合う菜乃花ですが、そこで小宮が南条を好きな事に気がつきます。

食事が終わりベロベロに酔っ払った小宮を待つ菜乃花と南条。

待っている間、女性と一緒に歩いている羽島を見かけます。

隣にいた女性は羽島と別れた原因の女性でした。

楽しそうに笑う羽島さん。
でももう私には関係ない。

「三浦(菜乃花)さんは課長と以前からお知り合いですか?」

南条に感づかれ高校の時の彼氏である事を打ち明けます。

思い出は不純部だと話す南条。

「何かあればご相談にのる事ぐらいはできますので」と南条は言ってくれました。

そんな中、仕事の出先で食事をする事になる菜乃花と羽島。

「お久しぶりカナ」

菜乃花の忘れていった生徒手帳と、会社に入る時の履歴書を見られもうごまかしようがありませんでした。

「お久しぶり・・・です」

菜乃花はごまかすのを諦めて・・・!?

「失恋未遂」2巻のあらすじをネタバレ!

「ねぇなんで”カナ”なの?」

本名が初めて「菜乃花」だと知った羽島は尋ねます。

菜乃花だから縮めて「ナカ」。
呼ばれてるうちに「カナ」というあだ名になったのです。

「カナ変わったね。外も中も。正直全然気づかなかった。」

「羽島さんこそ昔はもっと物静かで大人に見えましたけど」

昨日、菜乃花が南条といるところを見ていた羽島はからかってきました。

菜乃花は南条を好きだという事を否定せず、羽島は菜乃花が南条を好きだと勘違いをしてしまいます。

翌日、小宮から「南条にキスをされたかもしれない」と相談をされる菜乃花。

酔っ払っていて夢か現実かわからないと困っている小宮を見て、菜乃花は助けてあげることに。

菜乃花は2人きりで話したいと南条を食事に誘うのですが、その様子を見ていた羽島はヤキモチを妬いています。

「今日大事な取引先との会食があるんで同席お願い。悪いけど予定入ってたら断って」

南条との食事は代わりに小宮にお願いをし、気が重いと思いながら会食についていきます。

取引先の専務と2人きりになった時、セクハラを受ける菜乃花。

気持ち悪いと感じながら笑顔で受け流すのですが、羽島はそんな菜乃花を心配をします。

帰り際、菜乃花は慣れない日本酒を飲んだせいで足元がふらついてしまっていました。

羽島に半ば強引に公園のベンチへ座らされます。

嫌がる菜乃花に羽島はキス。

キスをされた菜乃花ですが動揺することなくクールに平然を装います。

すると帰り際2度目のキス。

「ごめんね?酔った勢いで2度も魔が差しちゃって」

思わせぶりだったり挑発してみたり、菜乃花は羽島が何を考えているのかわかりませんでした。

イヤだ。もう2度とあんな思いは。

あの頃は”好き”がすべての原動力でした。

無敵だったのです。でも・・・。

ある日、菜乃花はミスをしてしまい残業をすることに。

残っている菜乃花に迫る羽島。

「10秒だけちゃんと答えて。あり?なし?」

菜乃花は一瞬高校時代の羽島を思い出します。

だけどやっぱりあの女性のことが頭に浮かんでしまうのです。

「なしです。」

そんな中、菜乃花は熱を出し会社を休んでしまいます。

目が覚めると誰かから電話がかかってきました。

仕事関係だと思って電話に出る菜乃花ですが、前の職場で不倫関係にあった上司でした。

菜乃花は自分の番号を知っていることに驚き「話すことはありません」と切るのですが、また着信が鳴り出します。

「これ以上しつこくしたら警察か奥さんに言いますんで!」

しかし電話の相手は前職の上司ではなく羽島でした。

「とりあえず部屋番号教えて。今マンションの下だから」

羽島はこの前のお返しだと言い差し入れを持ってきてくれたのです。

羽島の前で菜乃花は倒れてしまい・・・!?

「失恋未遂」3巻のあらすじをネタバレ!

菜乃花が目を覚ますと隣には羽島がいました。

「会社に戻ってください」と言う菜乃花ですが、羽島はストーカーのことを心配しており帰りません。

羽島の予想通り不倫関係にあった元上司でした。

菜乃花は指輪をしていなかったのでフリーなんだと思っていました。

既婚者だとわかり別れたいと言っても応じてもらえず。

それ以降、職場では厳しくされ外では付きまとわれて家にまで来るので実家に戻って仕事をやめたのです。

「私少なくないんですよ。付き合ってから相手に本命がいるってわかること」

平気なフリして笑う菜乃花。

羽島はそんな菜乃花にキスをしそのままベッドへ。

バカだな私。こうやってまた流される。

「ねぇあり?なし?」

羽島の問いに「なしです」と答える菜乃花ですが抵抗はしませんでした。

10年前の羽島の卒業式のことでした。

菜乃花はこの日羽島の好きなプリンを持って部屋へと遊びに行きます。

2人はこの日初めて体を重ね菜乃花は幸せでいっぱいでした。

「好き大好き。好きすぎて吐きそう。」

しかし菜乃花は帰り道で羽島の同級生の会話を偶然聞いてしまいます。

会話から羽島は”堂園香澄”と付き合っていること知る菜乃花。

2人は幼なじみで2年の一学期から付き合っていて。

菜乃花は信じられず羽島の家へ走って戻ります。

その時、玄関で羽島と香澄が一緒にいて家の中へ入っていくのを見てしまったのです。

ああだから電車の中で話しちゃダメだったんだ。
だから机の上に写真があったんだ。

だから「好き」って言葉もらえなかったんだ。

菜乃花は胸が苦しくてボロボロと大粒の涙を流します。

彼は私に嘘をついていた。

その後、菜乃花はバッサリと長かった髪を切りショートヘアにしたのです。

羽島は今日も菜乃花の家に来ています。

あの頃は言ってくれなかった「好き」と言う言葉を囁きながら。

あの頃一番聞きたかった一言を今になってあっさりと。

バカだな。今更こんな言葉に意味なんてない。

体を重ねる2人。

しかしあの頃とは違い菜乃花は傷つく覚悟ができていました。

会社の忘年会でトイレに行く菜乃花を待ち伏せし誘ってくる羽島。

「ねぇ今の俺たちどういう関係?」

「羽島さんの思ってる通りかと」

「そ、じゃあがっつり真剣交際ね」

羽島に後ろから抱きしめられ「俺達なんで別れたんだっけ?」と言われ菜乃花は心が揺れます。

言いたいことを飲み込み冷静に返す菜乃花。

それを小宮に見られていました。

「三浦さん、今度課長とのこと聞かせてね!」

この関係をどう説明すればいいんだろう。

それでも菜乃花は羽島に誘われるとはっきり断れず今夜も体を重ねます。

「カナ」と呼びながら優しくキスをする羽島。

どうして流されてしまうんだろ。
争っても拒んでも結局最後は許してしまう。

朝、菜乃花が目覚めると羽島が部屋の外で電話をしていました。

”香澄”というう名前が聞こえ胸を痛める菜乃花。

起きた菜乃花に「ゆっくりしていけば?」と言う羽島ですが、菜乃花はすぐに家を出ます。

「1月2日空けといて。会いたいから」

菜乃花は何も返事をせず羽島の部屋から出て行き・・・!?

「失恋未遂」4巻のあらすじをネタバレ!

年末、ずっと引きこもっていた菜乃花。

元旦はヤゴとカッチンと3人で初詣の約束をしています。

待ち合わせの神社に行く菜乃花ですが、まだヤゴしか来ていませんでした。

元気のない菜乃花を心配するヤゴ。

「元気じゃなさそう。特に頭!いつ見ても寒いわ。」と笑いながら菜乃花に自分のニット帽をかぶせます。

ヤゴから羽島とのことを聞かれ、表面上はお互いうまくやってると答える菜乃花。

「羽島さん本命の彼女と続いているみたいだし。」

ヤゴから年末に駅前で二人で歩いているところを見たと聞いて菜乃花はショックを受けます。

「でもヤゴ羽島さんの顔よく覚えてたね。」

実はヤゴ、菜乃花の16歳の誕生日に羽島と話をしたことがあったのです。

ヤゴが誕生日会に遅れて行ったあの日、菜乃花の家の前に羽島がいたのだそう。

「聞いてない。なんで教えてくれなかったの?」

「おまえ着拒までして避けてた相手に会いたかったの?」

それからカッチンも遅れて合流し3人でお参りをします。

ヤゴから話を聞いた菜乃花はモヤモヤとしていました。

10年前、もしあの日羽島さんと会って話していたら・・・。

翌日、羽島から電話がかかってきます。

「俺、ごめん今から来てくれない?」

羽島の声は枯れてガラガラでした。

菜乃花は飲み物とサンドイッチを買って羽島のマンションへ。

マンションの前まで来た時、香澄がマンションの中へ入っていくのを見てしまいます。

おろしたてのワンピースに羽島の好きなプリンを持っている自分に虚しくなる菜乃花。

わたしなんて間抜けなんだろ。

菜乃花は熱が出て行けなくなったと嘘を付きそのまま家に引き返します。

年明け会社で久しぶりに顔を合わせる二人。

羽島はすごく機嫌が悪いようでした。

飲み会の席で羽島との行為を見られてしまった小宮には関係を打ち明けます。

「自分でも何やってるんだって。深入りする前に引き返さないと。」

「でも三浦さんの気持ちは?課長のこと好きなんじゃないの?」

小宮の問いかけに自然と涙が溢れ出す菜乃花。

なんで涙が?ただ「好きじゃない」って言うつもりだったのに。

菜乃花はようやく自分の気持ちを自覚します。

そっか。私好きだったんだ・・・。

割り切っているつもりだったのに心の中ではずっと大好きだったのです。

二番目だって分かっていても大丈夫だと言い聞かせていたのです。

羽島への気持ちに気づいた菜乃花は、この関係を終わらせる決意を固めます。

明日言おう。
気づいてしまったこの気持ち。
「もうやめます」って。

しかしその話を聞いたヤゴは納得しません。

「なんで思ってること全部ぶつけねぇの?また高校の時の二の舞になるぞ。」

感情を抑えて自分の気持ちに蓋をする菜乃花。

あの頃のようにもう無邪気には言えないのです。

だって傷つくのが怖いから。

「だからってまた我慢すんのか。そんなの苦しいだけだろ。こんなことなら昔羽島のやつを殴っとけばよかったな。」

ヤゴはあの日、羽島に「カナはオレと付き合うことになったから」と嘘をついていました。

「生徒手帳返したい」と話す羽島に「ストーカーですか」と言い追い返していたのです。

「ああだから。」と羽島の言動に納得する菜乃花。

ヤゴが私と付き合ってたと思ってたんだ。

その時、二人の前を羽島の彼女(香澄)が横切ります。

気づいたヤゴは香澄を捕まえ羽島が浮気をしていることを話します。

「お宅の羽島、他の女に手ぇ出してますよ。知ってます?」

ヤゴの大胆な行動に驚き急いで止めに入る菜乃花。

香澄はなにも言わずボロボロと大粒の涙を流していました。

「信じられない!なんであんなこと。修羅場だよ?」

怒る菜乃花に対してヤゴは笑い飛ばして言います。

「なんとでも言え。昔みたいなお前見るよりよっぽどマシだよ。全部ぶちまけろ!」

ヤゴも腹の中に溜め込んでこじらせたクチだから分かるのです。

事情を知っている南条も菜乃花のことを気にかけてくれていました。

「男はみんなアホですよ。だから三浦さんもそれに合わせればいい。」

だけどその悩みも今日全て無くなる予定。

菜乃花は話をするために仕事終わり羽島と会う約束をするのですが、一向に話をさせてくれません。

3時間だけ時間を欲しいと言って、一緒にご飯を食べたり思い出のゲームセンターで遊ぶのです。

羽島は菜乃花が別れ話をすることに気づいているのです。

そして最後は羽島の部屋へ。

強引にキスされた菜乃花は羽島の頬を強くぶって!?

「失恋未遂」5巻のあらすじをネタバレ!

「もぅいいよ何でも。キスとかセックスがゴールだったら良かったのにね。」

ずっと引きずっていたわけじゃない。

菜乃花と別れてから他の恋愛もしたし、ぱっと見思い出せないくらいには忘れていました。

だけど今までで一番引っかかっている恋愛は菜乃花との事でした。

「あんたと付き合ったあの半年を超えられない。」

高校の時はセックスがゴールだと思っていました。

だからその後、連絡が取れなくなりパニックに。

なのに菜乃花は可愛さをどこかに置いてきた涼しい顔で今頃現れ、正直腹が立ったのです。

だけど話すと楽しくてどんどん欲しくなっていきました。

「どうすればあんたは手に入る?昔のカナと同じようにしてみても今のあんたの心まで手に入らない。」

自分の想いを打ち明ける羽島ですが、カナは信じられませんでした。

その時、香澄からの着信が鳴り、カナは感情が溢れます。

「何で電車で話したらいけなかったの?”今日でおしまい”って何?羽島さんの友達が変な事言ってた。私が彼女なのに。」

カナは泣きながら溜め込んでいた全ての想いをぶちまけます。

感情的になっているカナを抱きしめて落ち着かせる羽島。

カナが落ち着いた頃、また香澄から電話がかかってきます。

カナの前で電話をとる羽島ですが、香澄は彼女なんかじゃありませんでした。

「電話、兄貴の奥さん(香澄)から。」

羽島の7つ上の兄は、当時同じ学校の教師で香澄と付き合っていました。

親も公認だったのですが、学校にバレると問題になるので羽島が彼氏のふりをしていたのです。

香澄が家に来ても怪しまれる事はないし、悪い虫がつく心配がないからです。

「わたし彼女だったの?ちゃんと羽島さんの彼女だった・・・?」

電車で話せなかったのは香澄と交際しているふりをしていたから。

机の写真は兄と香澄。

「今日でおしまい」なのは兄の代役。

推測を真実と思い込んで自分で確かめなかった。
あの時、私が聞かなかったから。

香澄は羽島の彼女ではなかったと知った菜乃花。

羽島は当時言えなかった言葉をストレートに伝えます。

「俺は好きだよ。好きすぎて吐きそう。カナは?」

「同じです。好きなんだと思います。」

「やっと見れた。見たかった女の子の顔だ。」

すれ違っていた二人の想いは十年越しに通じ合う事ができました。

18歳の羽島は格好つけてるただのガキでした。

でも今は違います。

10年前渡せなかったプレゼントと一緒に今も未来も「君が好きだ」と伝えよう。

失恋未遂-みんなの感想

失恋未遂の口コミを集めました

タイトルで想像した内容と少し違って、面白かったです。始めはやや中だるみしたかな?って思ったけど、いろんな角度でのストーリー再現があって、なるほどねっ!て思わず課金で一気読み。早く続き見たいですな。

主人公の心情の表し方が素晴らしい! 何故今の彼女の様になったのか、過去を挟みながら上手に話を進めてくれるので感情移入しやすいです! このまま課長に冷たくして、もう1人の会社の人とどうにかなっちゃえ!と思う反面、早く誤解が解けて2人とも素直になればいいのに!とも思っちゃいます! キラキラしたりキュンキュンする漫画ではなく、むず痒くヤキモキするこの感じ!あー、楽しい!

まんが王国 購入者より

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