トモちゃんはすごいブス ネタバレと感想
こんにちは。みさきです♩
完全にタイトルだけで購入した「トモちゃんはすごいブス」
タイトルひどすぎるでしょ(笑)
全国のトモちゃん怒りますよ。。。
そんな軽いノリで読んだ『トモちゃんはすごいブス』ですが、タイトルとは反してすごく内容が深い漫画でした。
風俗・虐待・DV・病気・死とテーマはかなり重たい。。。
しかし、可愛らしい絵や描写で重たいけどさらっと通り過ぎる感じですね。
まんが王国だとじっくり試し読み対象になってるので、かなり無料で読めます♩
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トモちゃんはすごいブス あらすじと感想
トモちゃんはすごいブスは、チコちゃんという引きこもりな上に天涯孤独となってしまった女性の話です。
「生きる」ということを考えさせられる内容で、タイトルの印象からは想像していなかった深い話が展開していきます。
父親の葬儀が終わり、生きることに投げやりなチコちゃんの姿から始まります。
そこに謎の女性トモちゃんが現れ、チコちゃんとの共同生活がスタート。
序盤で目がいくのは、なんと言ってもトモちゃんの顔。
タイトルにもなるくらいなので、インパクトが強烈です。
一見ギャグ漫画なのかと思ったのですが、物語が動き始めると一気に読んでしまいます。
13歳からずっと引きこもりで、一般常識も社会性もないチコちゃんですが、トモちゃんにグイグイ引っ張られる形でアルバイトを始めます。
働き始めたことで人との繋がりができ、多くのことを経験していきます。
キャバクラ、清掃、風俗…
久し振りに触れる世間にしては、かなりディープなのですが、それを受け止め成長していく姿から目が離せません。
関わってくる人物も闇を抱えていたり、あるいは心に傷があったり、そうかと思えば怪しい性癖を持っていたりなど、
その人の内面のダークな部分が描かれています。
主人公のチコちゃんだけでなく、そういった周りの人間の成長や葛藤も描いている点が深みになっているのだと思います。
引きこもっていて人との触れ合いが無かったチコちゃんだからこそ、一つ一つのできごとを無垢な気持ち受け止めます。
それが切なくて、幸せになってほしいと願いながら読み進めました。
当初は生きる気力を失っていたチコちゃんが、トモちゃんに支えられながら経験を重ね、そして成長していく。
その姿に感動します。登場人物みんなに幸せになってほしいという気持ちになります。
読み始めはトモちゃんの顔のインパクトが強かったのですが、
読んだ後には「毎日を大切に生きよう」という気持ちにさせてくれる作品でした。