金と権力を使って、弱いものを踏みにじる男たちを絶対に許さない!
そう決意した彩香の、女帝となるための戦いが始まる。
女帝 ネタバレ
物語の舞台は熊本です。
高校三年生で生徒会副会長を務める立花彩香は、進路の事で悩んでいます。
母親はスナックを経営しながら女手ひとつで彩香を育ててくれてたので、大学に行きたいと言いだす事ができませんでした。
生徒会長の杉野謙一は、人当たりがよく優しい青年で、彩香に惚れており、事あるごとに彩香を口説こうとしています。
彩香の方にも好意はありますが、同級生の北条梨奈も杉野の事が好きだったので、彩香に嫉妬し、その存在をうとましく思っています。
杉野の父親は県議をやっていて、権力を持っていました。
そして、北条梨奈の父親は建設会社の経営者であり、お金持ちです。
親同士は2人をいいなずけにすると決めてしまいますが、杉野の方には、梨奈と結婚する気持ちはありませんでした。
ちょうど、熊本市内の再開発の話が持ち上がっており、彩香の母親が経営しているスナックも、立ち退きを要求されていました。
地上げ屋たちがスナックに来て脅すのですが、熊本生まれで気の強い母親は、積まれた札束を地上げ屋に投げつけて追い返します。
しかし、興奮のあまり、母親は倒れてしまうのです。
入院検査でガンが見つかった母親の容体は、日に日に悪くなっていきます。
母親をこれ以上、無理して働かせられないと考えた彩香は、高校を中退して働く事にします。
退学届けを学校に持ってきた彩香のもとに、話を聞いた杉野が駆け付けて来ます。
彩香が母親のスナックで働く事を聞いた杉野は、客の誰かに抱かれてしまう前に、自分に抱かせろと言い、彩香に襲い掛かるのです。
叫び声を聞いた教師たちが止めに入りますが、杉野はとっさに、誘惑したのは彩香の方だとウソをつきます。
学校に呼ばれた杉野の父親は、教師たちを脅した上で、金を積んで彩香に口止めを要求します。
激怒した彩香は、杉野の父親に札束を投げつけ、カネで思い通りにはならないと叫ぶのです。
そしてその日に、母親は亡くなります。
母親の葬儀を終えたあと、彩香は熊本を出て、大阪に行く事にしました。
金と権力でなんでも思い通りにしようとする男たちに復讐を誓い、男たちの上に君臨する女帝を目指し、戦いを始めるのです。
女帝 感想
いかにも田舎の町らしく、地元の有力者たちとその二世たちが、幅を利かせている感じが、ふごく嫌ですね。
杉野も人柄は良い感じだったのに、肝心のところで彩香を裏切り、保身に走ったのは許せません。
頭がよく、度胸もある彩香が、この後に女帝と呼ばれるほどの女にのし上がっていく、物語の続きが楽しみですね!
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