なかのゆみ先生原作の虐待の家。配信されたばっかりで興味があってすぐに読んでしまいました。
内容はそのまま現代社会のリアルな闇、児童虐待について書いてあります。
1巻では無数の棘、隣の鬼母、母殺しのシンデレラ、心の穴、歪む家族の5編を収録!
今回はその中から最後に収録されていた歪む家族のネタバレを抜粋します!
虐待の家 ネタバレと感想
歪む家族
夫との死別が原因でアルコール依存症にな母は娘に暴力をふるいはじめる・・・
急な病で夫を亡くした女性。
それだけでもショックだったのに夫は死ぬ直前まで別の女性と一緒でした。
そのWショックによりおかしくなってしまった女性はそれ以来、酒におぼれていきます。
4年生になる一人娘はお酒を飲み続ける母親をとめようとしますが、母親は子供のいうことなどききません。
そのあげくに「お父さんが死んだのはあんたのせいよ!」と娘に暴力をふるいます。
その後娘は児童相談所にいれられます。
それ以来母親にあうことはありませんでした。娘は中学生になり久々に母親に会いにいきますが、母親はお酒が飲めなくなったストレスからか太り、自殺未遂を図ったとかで腰をやってしまい寝たきり状態に。
そして高校1年生になったとき娘は再度母親と一緒に生活をはじめます。
最初は久しぶりに昔の笑顔の母との暮らしが戻ったようでうれしい気持ちになりましたが、次第にまた母親はどこかからか酒を手にいれてきて・・・
入院してもアルコール依存症からはなかなか抜け出せないみたいですね。
娘は母親がお酒を飲んでいるのを発見してすぐに財布を確認しますが財布の中身はちゃんとあります。
母親は「団地の人からもらったの」などといいますが実はこれ、万引きしてきちゃったんです。
まだ、財布のお金がなくなっているほうが家族としてはましです。
そしてある日の夜中母親が布団からいなくなり娘の携帯に警察から電話がかかってきます。
昔暴力をふるわれ、捨てられながらも一緒にくらしてくれた娘の気持ちを考えると本当心が痛くなる物語でした。
この子本当にいい子です!!
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