報復刑のネタバレあらすじと感想！【死刑廃止後の復讐方法】

漫画【報復刑】

２０××年、死刑制度が廃止となった日本。
しかしその後遺族のために新たに「報復刑」が施行されます。
憎しみや復讐、悲しみをテーマにした人間ドラマです。
オムニバス形式でいろいろな人間たちのドラマが展開されあきません。

報復刑のあらすじネタバレ

日本では死刑制度がなくなったあと遺族が有罪判決がでた加害者に対して報復刑が実行できるようになりました。

加害者を遺族の手で自ら裁く、これが報復刑です。

しかしまだ申請する遺族は少ないです。

そして今日も怒りに震える遺族が亡くなった家族のために犯人に報復刑を求めます・・・

就職活動中の沙織、両親は電話で沙織と話したあと娘のアルバムをとりだし思い出に浸ります。

愛情をそそいだ娘が社会人へと羽ばたく。

父親は生まれたばかりの娘を抱く写真を見ながら妻に

「このとき思ったんだ。この子は俺が命に代えても守るんだって」

このあと沙織があんなことになるなんてこのときは誰も想像できませんでした。

ガラの悪い男２人組は金にこまっていました。

そこで二人は女を襲って金を奪おうと計画します。

その男たちがコンビニで目をつけた女が沙織でした。

そして男たちは背後から沙織に近づきナイフで刺します。

奪った金は６千円。

その後沙織の訃報をきいた両親は泣き崩れ、母親は病んでしまいます。

その後犯人は捕まりますが…１人は反省の色など全くなく。

もちろん父の心は決まっていました。娘のために報復刑を執行する…

たった６千円の金目当てのために誰でもよかったという理由で殺された娘。

リアリティのある話ですよね。

犯人の男たちのうち１人は本気で反省していますが、もう一人の男は反省の色なんて全くないかんじなのもリアルでありそうだなと思いました。

もし本当に報復刑があれば、執行したい遺族はたくさんいるのではないかと思います。

もちろん亡くなった人はもう戻ってこない、でも…。

なかなか深い物語の漫画です。