ギフト± 7巻&8巻ネタバレと感想・無料試し読み
ナガテユカ先生の「ギフト±」
感想やネタバレ!無料試し読み情報
漫画のあらすじなど紹介!
こんにちは♩
今日の漫画は「ギフト±」です。
鈴原環は女子高生にしてクジラと呼ばれる犯罪者や罪を犯した人間たちを狩っていた。
クジラたちは環に捕まったあとはバラバラに解体され、世の中の役にたつという結末。
しかし、環自身の身体にも他人の臓器が埋め込まれていた。
クジラを狩っていくなかでさまざまな人間たちに出会う環。
初めは感情がほぼなかったが少しずつ気持ちに変化がおとずれ…
ギフト± 7巻ネタバレと結末
琢磨の話によると真琴の死後、冷凍保存された受精卵を使って代理出産で生まれてきた子。
それが”たまき”だった。
体外受精で望まれて生まれてきたのならなぜ環には戸籍がないのか?
フリーライターの廣瀬は「人間として生まれてこなかった」からだと予想。
秋光正がプティシャトンに通っていたのは売春のためではなく”臓器提供者”の母親を探しに行っていたからでした。
先天性の心臓病を患っていた秋元渉と適合検査の結果、一番相性の良かった真琴。
当時渡は15・6で真琴の心臓ではサイズが合わない。
だからその真琴に子供を産ませその心臓を移植することにしたのです。
つまり環は人間としてではなく、臓器として心臓を摘るためにのみ造られた子供。
この時から琢磨は臓器売買をしている”タカシ”と秋光崇が同一人物かもしれないと一人悩むように。
その頃、崇は眠っている環を犯そうとしていました。
このまま環の心が戻ってしまえば、琢磨の元へ行かれてしまう。
だったら自分が完全に破壊してやろうと考えたのです。
環の服を脱がし入れようとした時「たくませんせぇ」と呟かれ肝心な時に役に立たなくなってしまいます。
動揺といら立ちを発散するため崇は梨世を呼び出しむちゃくちゃにします。
用心深くいつもは必ず避妊をする崇が初めて梨世の中で出した。
梨世は任務の為着々と崇と信頼関係を築いています。
崇にされたことを気付いていた環は、崇の為にもペースメーカーを付けることを決意。
不安定な心臓のままでは完璧な仕事は出来ないと考えたのです。
「あたし達はこれからも”クジラ”をもっともっと捕り続けないといけない。」
脳死移植は合法か?それとも殺人か?
それが環や崇たちが”クジラ狩り”を始める原点でした。
心臓移植をしても未だ目が覚めない渡のことを周りは脳死だと言っていました。
しかし崇は臓器移植はアリだと考えるが脳死移植には反対でした。
痛みや意識があるかもしれない無実の人間を合法的に切り刻む脳死移植という名の処刑だと考えていたのです。
そこで崇は代替手段として、処刑されて当然の犯罪者をターゲットに。
臓器を取り出す強靭なメンタルの人間としてまだ小さい環を抜擢。
見れば見る程に母親にそっくりな大きな瞳にのぞきこまれた時、崇は「環が欲しい」と思います。
本当は崇の心臓が移植されるはずでした。
移植に最も適した心臓のために崇は造られたから。
しかし崇が移植できる歳になっても渉の体力では手術に耐えられないと判断され正式に秋光の養子に。
渉にもしもの事があった場合の後釜として。
そして渉の新しい心臓として今度は環が造られた。
だが、渉は手術をするのが遅すぎ植物人間状態に。
「やっと出逢えた。造られた者同士遺伝子よりも濃い絆に。」
崇は自分と同じ境遇の環に運命を感じ環と一緒に復讐することを考えます。
環のおかげで初心を思い出すことのできた崇は、梨世に環の心臓にペースメーカーを埋め込むことを託し手術は無事成功。
しかし梨世は手術時に環の心臓の細胞サンプルを採取していたのです。
ペースメーカーをつけてから初めての解体は松川議員。
今まで以上にナイフの筋に迷いがない環を見て崇は複雑な感情。
そんな中、リュウから加藤に連絡が。
「恐らくこれが最後の頼みです。オレに会って下さい!」
リュウの言う頼みとは・・・!?
ギフト± 8巻ネタバレと結末
リュウは加藤を出会った頃の路地に呼び出します。
あの日、加藤に拾われてからリュウは加藤の潜入として生きてきた。
このままこういう生き方をするのもアリだと思っていたリュウですが、環と出会い自分はそんな強い人間じゃないということに気づいたと話します。
「もしこのまま”潜入”を続けるなら俺はあの少女・鈴原環を殺す」
リュウはあの日環と会ってから恐怖に怯えていました。
恐怖を克服するには殺るか、殺られるかしかないと。
「あんたの手で終わらせて下さい。この始まりの地で。」
加藤はリュウに銃口を向けるのですが、殺すことはできませんでした。
リュウは思い出を語りながら加藤の元から去って行きました。
琢磨は桜田から臓器売買取引先と環が関わっているかも知れないと知り、初めて腎移植の依頼を断ります。
「俺は多分殺される。」
琢磨は火事の直後、臓器売買グループの中心人物に捕まり臓器移植ネットワークを構築するプロジェクトに協力しろと脅されていました。
その時の琢磨に選択権はなく闇医者として働くことに。
その仕事の依頼を今回初めて断ってしまった。
組織の連中は琢磨を生かしてはおかないだろう。
話を聞いた桜田と廣瀬は琢磨を戦場へ逃がそうと考えます。
「あなたがこのまま逃げずに殺されれば、一体誰が”たまきちゃん”を救えるの!?」
一方環は琢磨への想いがどんどん募り、自分から探す決意を固めます。
中国人民解放軍総後勤部副部長で神崎の上役・曹国良は日本に来日しついにタカシに取引を持ちかけてきました。
曹は人間2000体分の臓器を進呈する代わりに、再生医療の研究成果を共有したいと。
国産でもなく新鮮でもない大陸のモツなど移植では使えないしゴミ同然。
だけど臓器の使い道は何も移植するためだけではない。
研究用の臓器は再生医療研究において最も必要なものなのです。
タカシは向こうがこっちを利用する気なら、こっちも逆に利用してやると考え取引に応じることを考えます。
曹国良に事情が筒抜けだったことから、梨世が工作員だと気づくタカシ。
「神崎梨世を洗って欲しい。徹底的に。」
タカシは梨世が曹のスパイだという動かぬ証拠を突きつけ取引材料にしようと考えます。
環が一人で琢磨を探していると、誰かに尾けられていることに気がつきます。
環を尾けていたのは以前環をレイプさせようとした主犯の女の子でした。
「私ね、あの時の鈴原と同じ側になっちゃった・・・!!」
イジメの的になったのは父親が出所してからでした。
さらに里谷さゆりは父親にレイプをされていたのです。
さゆりは環に父親を殺すのを手伝って欲しいと頼みます。
頼まれた環はさゆりの住むボロアパートへ行くのですが、飼育小屋のような変な臭いのする部屋に違和感を感じます。
環は命は大事だから殺すのはよくないと説得します。
「あたし言ったの。何度も何度も。”お父さんやめて”って。」
そんなに嫌だって言うんならお前の代わりを連れてこいと言われたさゆり。
環の後ろから父親が出てきて・・・!?
ギフト± 感想と無料試し読み
7巻では、環やタカシの出生が明らかに。
どちらも臓器提供のために作られたというある意味たしかに兄妹だなぁって思いました。
そして、この漫画の面白いところところは主人公の環の感情が一番でてこないところ。
ほかの分野のストーリーと比べてもここまで主人公の心情がないのは珍しいと思います。
どちらかというと脇役のみなさんの方が心情たっぷり。
しかし、環も少しずつ心を取り戻しているみたい。
琢磨先生と再会できれば完全復活でしょうか。