「毒姫」タイトルだけで勝手に蟲姫みたいなグロイ話かと思ったら切なくて泣けるゴシックファンタジーでした。
ゴシックファンタジーってなんだってかんじでしょうけど、絵的にも話し的にもまさにゴシック!
おとぎ話のようなかんじです。絵も美しくてハマります。
毒姫ってどんな人たち?
毒姫っていうのは毒をもった人間兵器ってかんじです。
赤ちゃんのころから飲み物や食べ物に毒を仕込まれ耐性をつけていくかんじ。
それゆえに途中で死んでしまう子もいます。
その中で成長していったものは人間兵器として敵国の王に献上されます。
もちろん美しく育てば育つほど毒姫としては役立ちます。
なぜなら成長した毒姫というのは体内に猛毒をもっています。
体液や唾液にふれようものならまさに天国へ飛びます。
それゆえに毒姫は愛しい人にさえ触れられません。それがもう恋仲ストーリーとして悲しいです。
毒姫本編あらすじネタバレ
毒姫と育てられたリコリスは成長してグランドルという国に送られました。
そこでさっそく王の暗殺をしかけますが、あっさりバレてしまいました。
慎重にやったのになぜ!?
じつはこの国にはある秘密がありました。
この国では王が1人、その王には3人の王子がいるのですが、王はすでに亡く王を演じているのは長男の王子ハルでした。
これは王族でさえ知っているものがごく少数のトップシークレット、そしてその王の右腕となっているのは弟のマオ、そして末っこカイト…
そして王の毒見役がなんと王子のマオ!?
毒姫であることがバレてハルに剣をつきつけられ死を覚悟したリコリス、しかしそこを助けてくれたのはなんと末っ子カイトでした。
その後処刑は延期になり、利用できそうだと生かされることになったリコリスの切ない運命とは…
毒姫感想
いたるところにいろんなキャラクターのドラマがあって泣いてしまいます。
日本人だとなんか様にならないので外国で映画化してほしい作品です。
毒姫の運命も悲惨だけど、カイト、マオ、ハルの兄弟もまた悲しいドラマが秘められていて…
5巻とかもうラスト以外も泣いちゃいましたよ。
また1巻の最初はリコリスじゃない主人公なんですが(リコリスともかかわりあり)その話からしてなんだか泣けてきました。
漫画というより映画や小説をみているような美しさに魅かれます。
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