今日はナガテユカさんの漫画『ギフト± 第3巻』のレビューを書きたいと思います。
生きている価値のない人間を臓器移植のために解体することで最期の社会貢献とする解体屋がいる。
なんとそのスゴ腕解体屋の正体はなんと美人女子高生の鈴原環!
さて1人の命で救われるたくさんの命だが果たしてこの行為は善か悪か・・・
そんな非合法な方法で命を扱う話題の漫画ギフト±第3巻のあらすじと感想です。
ギフト± 第3巻 あらすじとレビュー(ネタバレ含みます)
第19話 シャチ
リュウの部屋に訪れた亜衣が見たのは
リュウに呼び出された亜衣が玄関の扉を開けると
そこに立っていたのはリュウではなく・・・
「・・・環ちゃん。なんで?リュウさんは?」
すると環は亜衣にスマホの画面をみせ
「このメッセージなら私が送ったの。リュウさんのスマホから」
スマホの指紋認証ロック解除は指先を借りればできる
たとえ本人が生きていようが死んでいようが・・・
ちなみに環はリュウを殺したわけではない
ただ睾丸の一つをつぶしただけ
亜衣は環の危険な雰囲気をすでに感じ取っている
「環ちゃん・・・少しお話しよ?」
しかし環にはもう亜衣の言葉は届かない
「あなた達だったんだ。捕っちゃいけないクジラをとったのは」
スタンガンはバチバチと大きな音をたてていた
亜衣を眠らせたあと環はリュウの部屋を物色していた
するとある一室で一人の男が顔面をボコボコに殴られた状態でぐったりと倒れているのを発見する
「誰?」
男は遠のく意識の中なんとか途切れ途切れといった形で話した
「助けて・・・くれ」
「オ・・オレは・・・医者・だ」
男の目には環の顔はよくみえなかった
わかったのはおそらく女の子というぼんやりとした面影だけ
そのときドンドンドンと大きな音と共にゴツイ体格の男たちがやってきた
タカシの部下たちだ
部下たちは倒れている男を発見すると
「オイ林先生じゃねーか!?」と騒いだ
環は知らなかったがタカシの取引先らしい
環はフーンといったかんじだったが
なぜか環の心臓はドクン、ドクンと高鳴った
(え・・?)
部下達は林と亜衣をつれていった
しかしリュウは睾丸を片方つぶされた体でなんと部屋からすでに逃走していた・・・
第20話 快楽
ある少女の過去
これはある少女の夢の話
夢といっても現実でおこった少女の過去の記憶だ
その少女は暗い一室でガラスの破片を手首に何回も何回も押し当てていた
その手首には無数の傷と大量の血
(たりない、たりない、たりない・・・前はこれで満足できたのに)
そのとき男たちが部屋にはいってきた
少女は男たちに捕らえられていた
どうやら少女はこれからバラされるらしい
すると少女をみたボスっぽい男が少女に興味をもったらしい
「お嬢ちゃん名前は?」
「・・・アイ」
それから男はリストカットの理由をきいた
リストカットに対して別に怖いとか痛いとかは思わない
少女は嫌いだった義父をさしたことがキッカケで
以前よりも大量の血をみたいと思うようになっただけ
それをきいて男は少女のことが気にいったらしい
「さぁ思う存分やるといい」
医師だといっていた男は少女に解体の仕方を教えてくれた
そこで知っている声がきこえた
「そっか。それでアイちゃんはリストカットを止められたんだね」
アイこと亜衣はその瞬間に目をさました
亜衣の体はベッドに縛り付けられ身動きが取れない
口にはガムテープが張られていた
その隣には亜衣の友達がいた
彼女はナイフをもって「あなたの命 大事に使うね・・・」と微笑んでいた
ギフト± 第3巻 ネタバレと感想
とうとう亜衣が捕まりました。
そして亜衣の過去も明らかに・・・この子はこの子で可哀想な過去を持った子だったんです。
でもやっぱりやってはいけないことをやってしまった代償は大きいです・・・
それにしても亜衣に解体を教えた医者とは一体だれでしょう?今後の展開に関係ありそうです。