クラスにいた美人で成績もよくて性格も運動神経もよいまさにパーフェクトな女の子にいじめの手助けまでされてしまったらもう信用しちゃって当たり前です。
しかしこれが恐怖のはじまりだったりして…人間の心の歪みが怖いです。
サエイズムあらすじネタバレ【みさおの前に現れた救世主】
みさおは1カ月前に今の学校から転校してきました。
転校理由はいじめです。
みさおは自己主張がうまくできず、ちょっと内気それがターゲットになりやすい原因でもあります。
そして転校してからは平和かというと結局またクラスにいる七美という子を中心にしたグループによっていじめられていました。
みさおはただただヤラレルまま家で1人泣く毎日です。
しかしそんなみさおの前に一人の救世主が現れます。
それは真木冴という超美少女です。みさおの隣の席は転校してきたときから空席でした。
それがその冴という生徒の席だったのです。
どうやら体調不良でずっと休んでいたようです。
顔はまるで女優のように美しくてしかも頭脳明晰で運動もできる冴はクラスの人気者です。
男女とわず皆が「冴ちゃん」「冴ちゃん」と群がってきてみさおは冴のことをすごいなぁと思いました。
するとまた七美たちから呼び出しされたみさお、冴の隣になって調子に乗っているなどといわれます。
そんなことないのに…するとその場に冴が現れてみさおを七美たちから助けてくれました。
そしてその後みさおは冴とトモダチになり明るい性格になってきます。
周りの生徒たちはいままで冴が特定の生徒とつるんでいなかったので不思議そうな顔です。
しかし1人古海という男子生徒は苦いものをみる顔をしていました。
するとみさおの手元に1通の手紙が届きます。
中には「冴と縁を切れ。後悔したくなければ」と書いてあり…
サエイズムあらすじネタバレその後【少しずつ見えてくる冴の違和感】
みさおはその手紙は以前までいじめていたいじめっ子たちの仕業かと思いました。
もちろん冴にはいえません。
その手紙のことがあったのでみさおは冴に一緒に帰ろうといわれた時に「今日は寄るとこがあるから1人で帰る」といいます。
その後偶然ナンパ男たちに絡まれたみさお、それを助けてくれたのはまたも冴でした。
冴は助けたあと「なんで一人で帰ろうとしたの?」とみさおに問います。
みさおは手紙のことは言わずに人気者の冴ちゃんを1人占めしちゃだめだと思ってと答えます。
すると冴は「私はみさおが好きだから一緒にいるの!」といってくれてみさおは手紙のことは気にせずに冴と一緒にいたいと思いました。
しかしその後冴に対してちょっと違和感を覚える出来事が起こります。
ある日クラスの普段あまりはなさない子たちからカラオケに誘われたみさお、するとそこに冴が現れて「ごめんみさおは私と一緒に買い物いくから無理なんだ」とかわりに断り、そして今後ああゆうのは全部断ってねとみさおに言います。
「私がいるんだから他の友達なんていらないでしょ?」そういわれて「うん」とうなずくみさお、買い物の約束はしていなかったけどこのまま買い物に一緒にいくことになりました。
服屋でみさおに「この服かわいいよ」とすすめる冴しかしみさおはその色が自分に合わないと思い自分に合う色の服をとろうとします。
すると突然冴はみさおのとった服を地面にバンっとたたきつけ「こっちのほうが似合うっていってるでしょ?」といいます。
サエイズム感想
このあと冴は「私がみさおのこと1番に考えている。みさおのこと大好きだから」と真顔でいいます。
なんだかどんどんゾッとしてくるのはみさおだけではなく読者も一緒です。
それでもやはりいままで友達がいなかったみさおとしてはちょっと束縛の癖があるのかな、でも私のこと大切にしてくれてるしという心境です。
怖いのは電車の中で冴がみさおの写メをみながら画面を舐め興奮していることです。
顔が美人なだけにキモイを超えて怖いです。
確かに発言や行動的にトモダチを超えたかんじですもんね。
このあとメールの返信も3分遅れただけで「ほら3分もかかってる必ず1分以内に返信してね」とかむちゃくちゃなこといってきます。
すると家で夕食の時間にスマホがなるだけで体がびくびくしちゃうんですよね。
既読してから1分以内なんだから画面すぐ開かなきゃいいのでは?とか思っちゃいました。
このあとも待つの嫌だから待ち合わせは10分前までくる、いつでも笑っていること、約束は絶対守ることなんかどんどんルールができてきます。
あげくの果てにトイレまで「私が行きたくなるまで待つこと」とかもうヤバいです…
そのヤバさに読者としてもハマっていくのがまた怖いですね。
しかしこのあとちょっとまた別に救世主が現れておもしろいことになっていきます。
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