今日はナガテユカさんの漫画『ギフト± 第4巻』のレビューを書きたいと思います。
生きている価値のない人間を臓器移植のために解体することで最期の社会貢献とする解体屋がいる。
なんとそのスゴ腕解体屋の正体はなんと美人女子高生の鈴原環!
さて1人の命で救われるたくさんの命だが果たしてこの行為は善か悪か・・・
そんな非合法な方法で命を扱う話題の漫画ギフト±第4巻のあらすじと感想です。
ギフト± 第4巻 あらすじとレビュー①(ネタバレ含みます)
第29話 救ってくれ
まさかあたしを探している人ってもしかして・・・
環は阿藤との出来事を回想していた
なぜ加藤は阿藤を撃ったのだろう
環は加藤に阿藤に会いたいから入院している病院を教えてほしいと電話した
しかし加藤いわく阿藤は現在意識不明の重体だとのこと
阿藤がいってた「君をさがしている人がいる」とは一体だれのことだったのだろう・・・
(まさか・・・)
環の心臓がドクンとなった
脳裏に浮かんだのはある男性の姿
(どうして気づかなかったのだろう。あたしを探している人、そんな人・・・)
(たくま先生しかいないのに・・・)
環の胸の音はさらに高鳴っていた
(・・・先生に会える)
正義のヒーローの遺言
阿藤は電話で恋人の瑞希にことの経緯を説明した
加藤に撃たれたこと、臓器提供を目的とした人身売買の事件、先日の女子高生の水死体・・・
説明している間にも阿藤の体からは傷口から血がどんどん流れでている
阿藤も瑞希もこの先のことが予想できていた
瑞希は電話口で泣いていた
「何かあたしにできることは?」
阿藤は先日林から預かったマイクロSDをスマホにさした
「お前・・・俺のかわりに正義の味方になってくれるか?」
阿藤の脳裏には環の姿
(救ってくれ・・・俺の代わりに)
第30話リアリティ
阿藤のもとに恋人瑞希がかけつける
瑞希はある人気のない倉庫にやってきた
指紋が残らないように手袋をはめて扉を開く
暗い倉庫内を懐中電灯を頼りに歩き出す
地面の血をたどっていった先には恋人の阿藤 圭介の姿が・・・
全身を真っ赤に染めた体は既に息絶えている
予想していたことといえ瑞希の心臓と呼吸が速くなる
それを深呼吸してなんとか落ち着かせ恋人の手からスマホをはずす
その中からマイクロSDをとりだしスマホ本体は川にすてた
瑞希は涙も流さすいたって冷静だった
ただ遺体をみたというのに恋人の死の実感がない・・・
(今の私はまるで空っぽだ)
第31話 いけす
良いニュースと悪いニュース
環はタカシに阿藤の居所をしらべてほしいと頼んだ
タカシはもちろん承諾した
承諾しつつも、タカシは阿藤のことを知っていた
現在既に阿藤の遺体は発見され警察がきていた
現場にはタカシの部下加藤もいる
どうやらこの件は公になることはなさそうだ
もし公になってしまえば芋づる方式に昔の事件のこともでてきてしまう
それには上も関わっているからヤツらにとって都合が悪すぎるのだ
加藤は部下に指示し瑞希に見張りをつけ・・・
ギフト± 第4巻 ネタバレと感想①
阿藤さん死んじゃいましたね。
阿藤さんお疲れ様~ちゃんと正義の味方でしたよ!
残された恋人瑞希の気持ちを思うと切ないです。
阿藤さんからの電話の時点でその場に行きたかったはず、救急車よびたかったはず!生きててほしかったはす!!
でも恋人の意思を尊重した姿は立派でした。