今回は渡邊ダイスケ先生の描く『善悪の屑』の紹介です。任侠もので、渡邊先生は他にも『半獣 頭を撃たれても死なない男』などを書かれています。『善悪の屑』は少年画報社ヤングキングコミックスで人気上昇中の作品です。今回はそんな人気作の一巻のネタバレ感想になります!
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善悪の屑 漫画の無料ネタバレ
物語はある古書店に女性がやってくるところから始まります。
一冊の本を店員のような人相の悪い(というか、店内でサングラス•••)男に金額を尋ねます。
「いくらだせるの?」と聞き返す男に、「お給料の3ヶ月」と答えた女性は店内の奥につれてかれ、本当の依頼をすることになります。
そうこの古書店はただの本屋なんかではなく、カモとトラ、男二人組の「復讐屋」への窓口だったのです。
一巻で訪れるお客さんは4人。それぞれが復讐したい相手をもち、対価を払うことで彼らが復讐を実行します。
しかし、ただ殺したり、痛めつけたりするだけではないのがこの漫画の一味違うところ。
やられた苦痛と同じくらいの苦痛を与えることに躊躇しません。
女性の相手はある男で、彼女はその男に強姦され、生まれたばかりの子供を殺されました。
トラはその男をさっさと殺そうとしますが、カモは彼の声帯を傷つけたり、性器を切り落としたりと苦痛を与えます。
それが彼曰く「復讐」だそうで。
もちろん最終的には殺すのですが。このように日々復讐をとげることで、依頼人の心を癒しているのでしょうか•••。
善悪の屑 漫画の感想
まさにハンムラビ法典、復習法ですね笑 「目には目を、歯には歯を」ってやつです。
細かい背景や人物の表情もさることながら、ためらいのない復讐劇が逆に爽快感を誘います。
最初の依頼のときに、給料の3ヶ月分と言った女性がいたので、「なるほど給料×3が依頼料か」と考えたのですが、実は人によって違うというのがいいですね。
おばあさんのときには「年金」、少女のときには「おこづかい」。
少女のお話なんて少しほっこりしてしまいました。
ほっこりなんてしている暇はないのでしょうけど•••。
現実では復習に復習を重ねることはよくないとされているかrこそ、フィクションでやってくれるとなんとなくスッキリしますね!
1巻の中でもちらりと見えるカモの過去は2巻以降の重要な鍵をにぎりそうです。任侠ものやダークな復讐劇が好きな方にはとてもおすすめです!
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