この作品には表題作の「もつれた絆」のほかに「卒業写真」「血まみれの抱擁」「ところてん」など計7作品の狂気がつまっています。典型的な日本ホラーってかんじですが結構グロいシーンもありますよ。
もつれた絆/ネタバレあらすじ
弟なんて嫌い、だってお父さんもお母さんも弟ばかりかわいがるから。
弟なんていなくなってしまえばいい。
そう考えながらアパートの軒下で座っていたゆかの前に一台の自転車が突っ込んできました。
ゆかは軽いけがをして自転車を運転していた中学生くらいのお兄ちゃんと妹と一緒に家で手当てをうけることになりました。
そのまま妹の服を借りたゆかをお兄ちゃんはかわいいといってくれて、優しいお兄ちゃんのことをゆかは大好きになり、ずっと一緒にいたいと思うようになりました。
しかしお兄ちゃんと一緒にいるために目障りなものがありました。
それはお兄ちゃんの実の妹、あの子ばっかりずるい。
でも大丈夫、ゆかがいままでいなくなれと思ったものはすべていなくなってきたから。
お父さんもお母さんも弟もそしていなくなったの。
だからあとはお兄ちゃんの実の妹のあの子だけ・・・
もつれた絆のネタバレと結末
べつに自然にゆかの両親と弟がいなくなったわけではありません。
もちろんゆかが殺したのです。
なんとも末恐ろしい子です。
そんなゆかの異常性に気付いたのはお兄ちゃんの実の妹真紀だけだったのですが、お兄ちゃんも母親も娘のいうことよりもゆかのことのほうが可哀想という同情心もあったのか信じてしまいます。
それはもうゆかの計画通りに。
そしてその後これまた計画通りに真紀が亡くなります。
これもゆかが殺したも同然です。
そのときもう最後くらいになってやっとお兄ちゃん自身、妹が亡くなったのはゆかが原因だと勘付いてしまうという、もっとはやく気づいてあげてよ、もー!ってかんじ。
ここで漫画はおわるけど、これもし続いたら、さらに怖い展開になりそうじゃないですか?