『ちいさいひと 青葉児童相談所物語』第3巻は
2011年3月11日に起きた東日本大震災の事を題材に書かれた【震災特別編】になっています。
震災特別編は全5話で構成されています。
- 第1話 避難
- 第2話 足止め
- 第3話 応援
- 第4話 安否確認
ちいさいひと 青葉児童相談所物語 第3巻 震災特別編 あらすじとネタバレ
ちいさいひと 第3巻は震災の壮絶な風景から始まります。
2011年3月11日 津波が街を飲み込みます。
押し寄せる津波から逃げる母と子
「ママー!たすけて!!」
逃げる途中で転んでしまう息子
逃げ惑う人々に飲み込まれそうになる
息子に手を差し伸べる母…..
子育てに不安を感じていた母は
一瞬頭によぎってしまう
「この子が…いなければ..」
一方児童福祉司の健太も同じように地震の揺れを感じていた。
一時保護所の子供達の安全を確認た。
数日後、津波被害に遭った被災地で児童福祉司の応援募集があると聞き、所長に志願するが経験が浅いので却下される。
そして代わりに、今まで休んでなかった分の長期休暇を言い渡されるのだ。
休暇を言い渡された健太は途方に暮れるのだが、「休暇を利用して被災地に行く!」事を閃くのだ。
石巻児童相談所に行った健太が見た光景は?
ちいさいひと 青葉児童相談所物語 第3巻 震災特別編 あらすじ
ちいさいひと 第3巻震災特別編は、東日本大震災の壮絶な風景が描かれています。
自分たちも被災者でありながらも、子供達を必死で守る児童福祉司の姿。
また、津波に飲み込まれそうになりながら子供の手を離してしまおうか。。。とかんがえてしまう母親の葛藤。
それでも困難に負けず最後まで子供を守り続ける母親の姿。
涙なしでは読めませんでした。
あの日の悪夢のような光景をリアルに描き、地震・津波などの自然災害の恐ろしさも伝わってきます。
そして子供への深い愛情。
私たちが決して忘れてはいけない事が描かれています。
震災の事を忘れそうになってる今だからこそ読んでもらい3巻震災特別編でした。