落合尚之先生が創るドストエフスキーの小説を題材にした現代日本版「罪と罰」
世の中にとっての害虫をみつけた男は内に秘めた計画を実行する・・・
ネタバレを読む前に、『罪と罰』は1巻が無料で読めるので、先に本編を読んでみるのもオススメですよ。
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漫画「罪と罰」第3話 ネタバレ【コーラとコーヒー】
弥勒はファーストフード店にて夕べ出会ったリサとリサをいじめているグループを背に彼女達の会話を背中できいていた
リサが全員分の注文をとりにいっている間、そのグループではリーダーと思われるヒカルがリサのことを冷たく厳しい口調ではなしていた
どうやらリサは夕べのようなコトはヒカルに日ごろからやらされているらしい
そして昨夜は弥勒がジャマをしたせいでヒカルからいいつけられたノルマがクリアできず
本日のヒカルは相当不機嫌、いつも以上にリサに厳しい
ヒカルはいつも人の顔色をうかがい、おどおどしているリサの性格が気に入らない
べつにヒカルはリサがこの後自殺したとしても痛くもかゆくもない様子
そのときリサが戻ってきた
ヒカルはリサにコーヒーを注文し、リサはいわれたとおりにコーヒーをもってきた
でもヒカルは「コーラっていっただろうがっ」と言ってコーヒーをリサにぶっかけた
「ごめんなさい」といってリサはこぼれたコーヒーを片付ける
床にかがんで片付けるリサの後ろ姿を2人組の男がいやらしい顔をしてみている
ヒカルはそれに気づき、いいことおもいついたとばかりに男達とリサに話し
そのままリサと男達はトイレにはいっていった
そしてその状況を笑いまくるヒカル
このとき弥勒にはこのヒカルという女が「害虫」にみえた
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漫画「罪と罰」第3話 感想
なんかリアルッぽくて嫌な話でした。
ファーストフード店という人がいっぱいいる場所で堂々とイジメをするヒカル。
周りには大人はいっぱいいる、状況にきづいている、でも誰もヒカルを止めない。
それをヒカル自身がわかりそれがおもしろくてたまらないよう。
それどころかその止めるべき存在の大人が加担してしまっているから。
実際におこる学校のイジメにもこれまで先生が加担したイジメはありました。
もちろんあってはならないこと、大人なんだから止めるべき存在。
表向きはそうです。しかし学校の職員室でも会社の中でもイジメは発生します。
なので誰もが人間に社会に世の中に絶望してしまうことも起こりえます。
世界に絶望し、自分のダメさと自分の犠牲者というような姉の存在に悩んでいた弥勒が見つけた「害虫」。
さてこのような動機から弥勒の計画がいよいよはじまるのです。
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